3度の飯よりサッカーが大好き。なおです。
- カラバオカップってどんな大会?
- カラバオカップで優勝すると得られるものは?
- カラバオカップを楽しむコツは?
という人に向けて
サッカーファン歴22年、年間の試合視聴数が100試合以上のなおが解説していきます。
カラバオカップ(EFLカップ)は、イングランドのサッカーにおける重要なカップ戦の一つです。
プレミアリーグの強豪クラブだけでなく、中堅・下位クラブにとっても大きなチャンスとなる大会であり、毎年熱戦が繰り広げられます。
カラバオカップには他のカップ戦とは異なる特徴があり、優勝による影響も大きいものがあります。
この記事では、
まで、さまざまな視点から詳しく解説します。
さらに、
など、深ぼってカラバオカップの魅力を深掘りしていきます。
カラバオカップとは
カラバオカップは、イングランドのプロサッカークラブが参加するリーグカップで、国内タイトルの一つとして位置づけられています。
プレミアリーグのクラブにとっては多忙なスケジュールの中での戦いになりますが、若手の登用や戦術の確認の場としても重要視されています。
大会の概要と歴史

カラバオカップは、1960年に「フットボールリーグカップ」として創設されました。
当時の目的は、イングランド国内のフットボールリーグ(現在のEFL)に所属するクラブに追加の競争機会を提供し、観客動員やテレビ放映を増やすことでした。
大会の名称はスポンサー契約によってたびたび変更されており、2017年からはエナジードリンクメーカー「カラバオ」のスポンサー契約により「カラバオカップ」と呼ばれています。
それ以前は
- 「キャピタル・ワン・カップ」
- 「カーリングカップ」
など、さまざまな名前で親しまれていました。
カラバオカップはFAカップよりも歴史は浅いものの、プレミアリーグのクラブを含む多くのクラブが真剣に取り組む大会となっています。

リーグ戦で優勝争いが難しいクラブにとっては、タイトルを獲得する絶好のチャンスとなっているよ。
参加クラブと出場条件


カラバオカップには、イングランドのプロリーグ(EFL)に所属する全92クラブが参加します。
これには、以下のリーグのクラブが含まれます。
- プレミアリーグ(20クラブ)
- EFLチャンピオンシップ(24クラブ)
- EFLリーグ1(24クラブ)
- EFLリーグ2(24クラブ)



プレミアリーグのクラブは、通常2回戦または3回戦からの参戦となります。
UEFAチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出場するクラブは、さらに後のラウンドからの登場となります。
試合形式と日程


カラバオカップは、シーズン開幕直後の8月に始まり、決勝戦は翌年2月から3月ごろに行われます。
試合形式は基本的にノックアウト方式で、準決勝のみホーム&アウェイの2試合制です。
試合が90分で決着しない場合は延長戦とPK戦が行われ、勝者が次のラウンドに進出します。
決勝戦はロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催され、優勝クラブがカップを手にします。
カラバオカップの視聴方法
カラバオカップの試合は、テレビや配信サービスを通じて視聴できます。
特にプレミアリーグのクラブが登場する試合は、世界中で注目されています。
テレビ放送・配信サービス一覧


カラバオカップの試合は、イギリス国内では「Sky Sports」が放映権を持っています。
また、日本では「DAZN」が放送を行っており、ライブ視聴が可能です。
一部の試合は無料で公開されることもあります。
DAZNについて、もっと詳しく知りたい人はこちらの記事で詳しく解説しているので読んでみてください▼
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日本からの視聴方法はDAZNのみ


日本では、カラバオカップの全試合を「DAZN」で視聴できます。
DAZNのサブスクリプションに加入すれば、スマートフォンやPC、テレビなどで視聴可能です。
また、試合後にはハイライト動画がDAZNや公式YouTubeチャンネルで公開されるため、見逃した試合の振り返りも簡単です。
カラバオカップで優勝すると得られるもの
カラバオカップで優勝すると、クラブには様々なメリットがもたらされます。
- トロフィー獲得
- 賞金
- 放映権収入
- UECL(ヨーロッパカンファレンスリーグ)への出場権
- スポンサー契約の向上
- クラブのブランド価値の上昇
- 選手市場での評価アップ
など、多方面にわたる恩恵を受けることができます。
特に、中堅クラブや下位クラブにとっては、歴史に名を刻む絶好の機会となり、財政的な強化だけでなく、サポーターの熱狂やクラブの成長にもつながる重要な大会です。
賞金はいくらもらえる?


カラバオカップの優勝賞金は、約10万ポンド(約1,500万円)と、FAカップやプレミアリーグと比べると控えめです。
しかし、これだけが経済的メリットではありません。
「放映権収入」や「スポンサー契約」の影響を考慮すると、実際にはそれ以上の経済的利益を得ることができます。
放映権収入と試合ごとの分配金


カラバオカップの試合は、世界各国のスポーツチャンネルで放映されており、放映権料の分配金もクラブにとって重要な収入源となります。
特に準決勝や決勝に進出したクラブは、以下のような形で追加の収益を得ることができます。
- 1回戦・2回戦:クラブごとに約5,000〜10,000ポンドの分配金
- 準々決勝:1クラブあたり約25,000ポンドの分配金
- 準決勝:1試合ごとに約50,000ポンドの分配金
- 決勝戦:勝者には追加で100,000ポンド、敗者にも約50,000ポンドのボーナス
(※分配金は年度によって変動する可能性があります。)
特に決勝戦は世界的に注目されるため、放映権収入の割合も大きくなります。
スポンサー契約の影響


カラバオカップ優勝によって、クラブのブランド価値が向上し、スポンサー契約の増加や新規スポンサーの獲得につながります。
特に中堅クラブや下位クラブが優勝した場合、
- 大手企業との契約
- ユニフォームスポンサーの増額交渉
が有利に進むことが期待できます。



例えば、2013年にカラバオカップを制覇したスウォンジー・シティは、その後ユニフォームスポンサーの契約額が増加し、クラブの商業収益も大幅に向上したよ。
同様に、2011年に優勝したバーミンガム・シティも、優勝によってスポンサー契約が拡大し、クラブの財務基盤が一時的に強化されました。
ヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)への出場権


カラバオカップの優勝チームには、翌シーズンのUECL(ヨーロッパカンファレンスリーグ)への出場権が与えられます。
これはプレミアリーグのビッグクラブにとってはそこまで大きなインセンティブとは言えません。
しかし、中堅クラブや下位クラブにとっては、ヨーロッパの舞台で戦う貴重な機会となります。
UECL出場がもたらす経済的・競技的メリット


UECLへの出場は、クラブにとって以下のような大きなメリットをもたらします。
- グループステージ参加ボーナス:約2,940,000ユーロ(約4.7億円)
- 1試合勝利ごとの賞金:約500,000ユーロ(約8,000万円)
- ベスト16進出ボーナス:約600,000ユーロ(約9,600万円)
- 準々決勝進出ボーナス:約1,000,000ユーロ(約1.6億円)
- 準決勝進出ボーナス:約2,000,000ユーロ(約3.2億円)
- 優勝賞金:約5,000,000ユーロ(約8億円)
これに加えて、UECLでの試合は世界中で放映されるため、スポンサー契約の増額や新たなスポンサー獲得の可能性が高まります。
中堅クラブにとってのUECLの価値


プレミアリーグのビッグクラブにとっては、UECL出場よりも
- チャンピオンズリーグ(UCL)
- ヨーロッパリーグ(UEL)
の出場権のほうが重要視されますが、中堅クラブにとっては国際舞台に立つ絶好のチャンスとなります。
例えば、2022-23シーズンのUECLでは、ウェストハム・ユナイテッドが優勝を果たし、クラブ史上初の欧州タイトルを獲得しました。
UECLでの成功によってクラブの評価が向上し、翌シーズンのプレミアリーグでの競争力も増しました。
カラバオカップ優勝によるUECL出場は、
- クラブの財政面
- 選手の経験値
- クラブのブランド価値向上
など、様々なメリットをもたらします。
クラブの評価・ブランド価値の向上


カラバオカップの優勝は、単なるトロフィー獲得にとどまらず、クラブの評価を向上させる重要な要素となります。
特に、優勝経験が少ないクラブにとっては、クラブの歴史に名を刻む機会となります。
また、カラバオカップの優勝をきっかけに、国内外のファン層が拡大し、クラブのグローバルな影響力が増すことも期待されます。
マンチェスター・シティが2018年から2021年にかけて4連覇を果たしたことで、世界的な人気がさらに高まりました。
選手の市場価値への影響


カラバオカップでの活躍は、選手の市場価値を大きく向上させることがあります。
特に若手選手にとっては、トップクラブのスカウトの目に留まる絶好の機会となり、大きなステップアップにつながる可能性があります。
たとえば、
- フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
- ブカヨ・サカ(アーセナル)
は、カラバオカップでの活躍をきっかけに、トップチームでのレギュラーの座をつかみました。
クラブの評価やスポンサー契約への影響


カラバオカップで優勝すると、クラブの評価が向上し、スポンサー契約にも良い影響を与えます。
特に中堅クラブや下位クラブにとっては、大きなアピールポイントになります。
優勝クラブはシーズン中に国内外のメディアで取り上げられる機会が増え、クラブのブランド価値が向上します。
また、スポンサー企業にとっても、カップ戦優勝クラブと契約することはマーケティング上のメリットが大きいため、より有利な契約を引き出すことが可能です。
さらに、優勝によって新たなスポンサーが獲得できるケースもあります。
特にグローバル展開を目指しているクラブにとっては、国際的な企業とのスポンサー契約が結ばれる可能性が高まるため、大きな収益向上のチャンスとなるでしょう。
選手の市場価値や移籍への影響


カラバオカップ優勝は、選手個人の市場価値にも影響を与えます。
特に若手選手にとっては、大会での活躍が大きなステップアップのきっかけとなることがあります。
たとえば、過去にカラバオカップで活躍し、その後ビッグクラブに移籍した選手も少なくありません。
若手にとっては公式戦での貴重な出場機会となり、実力を証明する場となるため、スカウトの注目を集めることができます。
また、優勝クラブの選手は評価が高まり、移籍市場での価値が上がることが多いです。
特に欧州の強豪クラブは、カップ戦で結果を出した選手に注目する傾向があるため、海外リーグへの移籍の可能性も広がります。
ファン・サポーターにとっての意味


カラバオカップ優勝は、クラブの歴史に名を刻む大きな出来事であり、ファン・サポーターにとっても特別な意味を持ちます。



2021年のカラバオカップ決勝では、マンチェスター・シティが4連覇を達成し、ファンにとっては誇りとなる出来事になったよ。
また、優勝することでクラブのグッズ売上やチケット販売にも好影響を与え、ファンのエンゲージメントを高めることにつながります。
カラバオカップは、クラブとサポーターの絆を強める重要なタイトルの一つなのです。
カラバオカップの成績別メリット
カラバオカップは、優勝だけでなく、準優勝やベスト4進出といった成績でも大きなメリットがあります。
特に、ビッグクラブ以外のチームにとっては、この大会の成功がクラブの未来を左右することもあります。
- クラブの評価向上
- 放映権収入の増加
- 選手の市場価値の上昇
- 欧州大会出場の可能性
など、成績ごとに得られるメリットを詳しく解説していきます。
準優勝クラブが得られるもの


カラバオカップの準優勝クラブは、タイトル獲得こそ逃しますが、それでも大きな経済的・競技的なメリットを得ることができます。
特に、中堅クラブや下位クラブにとっては、決勝進出だけでもクラブのブランド価値向上につながります。
経済的メリット


準優勝クラブには、以下のような経済的な恩恵があります。
- 放映権料の増加:決勝戦は世界中で放映され、クラブに高額な分配金が支払われる。
- スポンサー契約の価値向上:決勝進出がクラブの注目度を高め、新規スポンサー獲得や契約金アップの交渉材料になる。
- 観客動員の増加:決勝進出によりクラブへの関心が高まり、リーグ戦や来シーズンのチケット販売にも好影響を与える。
たとえば、2013年にスウォンジー・シティがカラバオカップを制した際、決勝戦の放映権料やスポンサー契約がクラブの収益増加につながりました。



バーミンガム・シティも2011年に決勝進出を果たし、その後の経済基盤を一時的に強化したよ。
競技的メリット


準優勝クラブは、欧州大会の出場権獲得のチャンスを得る場合があります。
具体的には、カラバオカップ優勝クラブがプレミアリーグの成績によって
UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)またはUEFAヨーロッパリーグ(UEL)の出場権を獲得している場合
UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)出場枠がプレミアリーグの成績上位チームに繰り下げられる可能性があります。
この場合、準優勝クラブがリーグ戦で一定の成績を収めていれば、欧州カップ戦の舞台に立つチャンスを得ることができます。
選手の市場価値向上


決勝戦での活躍は、選手の市場価値を大きく向上させる可能性があります。
特に若手選手にとっては、トップクラブのスカウトの目に留まるチャンスとなります。
2018年にカラバオカップ決勝で活躍したアーセナルのエミル・スミス・ロウは、その後チームの主力選手として台頭し、市場価値が大幅に上昇しました。



準優勝でもクラブの未来に大きな影響を与えるんだ。
ベスト4進出の価値


カラバオカップの準決勝に進出することも、クラブにとって非常に価値のある成果です。
特に、プレミアリーグの中堅クラブにとっては、トップクラブと真剣勝負を繰り広げることでチームの成長につながります。
クラブの評価向上


準決勝進出クラブは、国内外のメディアに注目され、クラブの評価が向上します。
特に、これまであまり注目されていなかったクラブがベスト4に進出すると、ファン層の拡大やスポンサー契約の強化につながります。
若手選手の成長


準決勝ともなると、全国的な注目度が高まり、若手選手にとってはプレッシャーのかかる試合を経験する絶好の機会となります。
多くのクラブが、カラバオカップの準決勝を重要なステップと位置付け、若手を積極的に起用します。
マンチェスター・シティのフィル・フォーデンは、カラバオカップの準決勝や決勝での活躍をきっかけに、一気にトップチームのレギュラーへと成長しました。



カラバオカップは若手の登竜門としての役割も果たしているよ。
中堅・下位クラブにとってのカップ戦の意義


カラバオカップは、中堅クラブや下位クラブにとって非常に重要な大会です。
リーグ戦ではなかなか優勝を狙えないチームでも、カップ戦であれば短期間での快進撃が可能です。
クラブの歴史を変えるチャンス


カップ戦では、一発勝負のため「ジャイアントキリング(格下クラブが格上クラブを破ること)」が発生しやすく、下位クラブがビッグクラブに勝利することで一気に注目を集めることができます。
過去には、
- バーミンガム・シティ(2011年優勝)
- スウォンジー・シティ(2013年優勝)
など、中堅クラブがタイトルを獲得するケースもありました。
これにより、クラブの財政状況や選手層の強化につながり、数年間の成績向上に貢献しました。
欧州大会出場の可能性


カップ戦での好成績は、プレミアリーグの順位に関係なく欧州カップ戦に出場するチャンスを提供します。
特に、UECLの出場権は中堅クラブにとって重要な目標となり、国際的な経験を積む機会を得られます。
ファンの熱狂と収益増加


カラバオカップでの成功は、ファンの熱狂を生み、クラブの人気を高めます。
これにより、シーズンチケットの販売増加やグッズの売上向上につながり、クラブの経営にとっても大きなプラスとなります。
クラブ経営の安定化


カップ戦での好成績は、クラブ経営にも良い影響を与えます。
- スポンサー契約の増加
- テレビ放映権料の上昇
- 欧州大会出場による収益増加
など、クラブの財政基盤を強化する要因となります。
過去のカラバオカップ優勝クラブとその後の影響
カラバオカップの優勝は、クラブにとって単なるトロフィー獲得にとどまらず、
- 財政
- 戦術
- 選手市場
- スポンサー契約
など、多方面にわたる影響を及ぼします。
特に、プレミアリーグのビッグクラブと中堅クラブでは、優勝が持つ意味やその後の展開が異なります。
ここでは、過去の優勝クラブの実績と、それがクラブの成長や戦略にどのような影響を与えたのかを詳しく解説していきます。
プレミアリーグのビッグクラブの実績


- マンチェスター・シティ
- リバプール
- チェルシー
- マンチェスター・ユナイテッド
などのビッグクラブは、カラバオカップを重要なタイトルの一つと位置づけています。
特に、若手選手の育成やチームの士気向上、シーズンの勢いをつけるために積極的にこの大会を狙う傾向があります。
マンチェスター・シティのカラバオカップ戦略


マンチェスター・シティは、ペップ・グアルディオラ監督のもとで2018年から2021年にかけてカラバオカップ4連覇を達成しました。
この成功は、クラブのブランド力向上と財政面での強化に大きく寄与しました。
若手選手の成長
フィル・フォーデンなどの若手選手がカラバオカップで経験を積み、トップチームの主力選手へと成長。
戦術のテスト
プレミアリーグやチャンピオンズリーグの前哨戦として、新しいフォーメーションや戦術を試す場として活用。
クラブの収益向上
大会優勝による放映権料の増加、スポンサー契約の拡大。
特に、シティはカラバオカップの優勝を足掛かりに、
- プレミアリーグ
- FAカップ
- UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)
などの主要タイトルも制覇する流れを作ることができました。



カップ戦での勝利がチームの士気を高め、リーグ戦や欧州大会にも好影響を与える好例だね。
リバプールのカラバオカップ制覇の影響


リバプールも、カラバオカップの成功をクラブの成長戦略に活用しています。



2022年の決勝ではチェルシーと激闘を繰り広げ、PK戦の末に優勝したよ。
これが勢いとなり、
FAカップやコミュニティ・シールドなど他のタイトルも次々に獲得しました。
- 2022年のカラバオカップ優勝は、その後のシーズンにおける好調なスタートを支える要因に。
- カップ戦の優勝により、クラブの財政が強化され、新たなスポンサー契約が締結。
- ヨーロッパの舞台での競争力がさらに向上し、チャンピオンズリーグでも好成績を収める。
中堅クラブの優勝例とその後の成績


カラバオカップは、中堅クラブにとって歴史的な成功を収めるチャンスとなります。
特に、リーグ戦では優勝争いに絡めないクラブが、短期間のトーナメント方式の大会で頂点を目指すことができるため、意外な優勝例も少なくありません。
2013年スウォンジー・シティの優勝


2013年、スウォンジー・シティはカラバオカップ決勝でブラッドフォード・シティを5-0で破り、クラブ史上初の主要タイトルを獲得しました。
この成功により、クラブには以下のようなポジティブな影響がありました。
- 翌シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)に出場し、国際的な経験を積むことができた。
- クラブのブランド価値が向上し、新たなスポンサー契約を獲得。
- プレミアリーグの中堅クラブとしての立ち位置を確立し、以降数シーズン安定した成績を維持。
2011年バーミンガム・シティの優勝


2011年のカラバオカップ決勝では、バーミンガム・シティがアーセナルを2-1で破るという歴史的な番狂わせを演じました。
しかし、優勝後のシーズンはクラブにとって試練の時期となりました。
- カラバオカップ優勝のわずか数ヶ月後に、プレミアリーグから降格。
- 欧州大会(UEL)に出場するも、リーグ戦との両立に苦戦。
- 財政面での問題が表面化し、チームの戦力維持が難しくなる。



財政基盤が弱いクラブは、短期間での成功による支出増加を慎重に管理する必要があるね。
カラバオカップ優勝がクラブ経営に与えた影響


カラバオカップの優勝は、クラブの財政に直接的な影響を与えます。
特に、以下のような点で大きな変化が生じることがあります。
放映権収入の増加
決勝戦は世界中で放映され、放映権料の分配がクラブの収益を押し上げる。
スポンサー契約の拡大
カップ戦での成功により、新たなスポンサーの獲得や既存契約の増額が期待できる。
欧州大会出場による収益増
UECLまたはUELの出場権を獲得すれば、さらに賞金やマーケティングの機会が広がる。
直近5年間のカラバオカップ優勝クラブ一覧
シーズン | 優勝チーム | 準優勝チーム | スコア |
---|---|---|---|
2023-2024 | リヴァプール | チェルシー | 1-0(延長戦) |
2022-2023 | マンチェスター・ユナイテッド | ニューカッスル・ユナイテッド | 2-0 |
2021-2022 | リヴァプール | チェルシー | 0-0(PK戦 11-10) |
2020-2021 | マンチェスター・シティ | トッテナム・ホットスパー | 1-0 |
2019-2020 | マンチェスター・シティ | アストン・ヴィラ | 2-1 |
カラバオカップとFAカップの違い
イングランドには複数のカップ戦がありますが、特にカラバオカップとFAカップはよく比較されます。
どちらもタイトル獲得のチャンスとなりますが、
- フォーマット
- 賞金
- 影響力の面
で違いがあります。
大会の格式と歴史的背景


FAカップは1871年に創設され、世界最古のサッカー大会として知られています。
一方でカラバオカップは1960年創設と比較的歴史が浅く、FAカップほどの格式は持っていません。
FAカップはプロ・アマチュアを問わずイングランド全土のクラブが参加できるオープントーナメントであり、多くのジャイアントキリング(下位クラブが上位クラブを破る番狂わせ)が発生することで有名です。
カラバオカップはEFL(イングランド・フットボールリーグ)所属の92クラブのみが参加できるため、比較的実力差のある対戦が少なくなります。
賞金や特典の違い


賞金面でも両大会には大きな違いがあります。
- FAカップの優勝賞金は約200万ポンド(約3億円)
- カラバオカップの10万ポンド(約1,500万円)
と比べると圧倒的に高額です。
また、FAカップ優勝クラブには翌シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)出場権が与えられるため、欧州カップ戦での影響力も高くなります。
一方、カラバオカップの優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の出場権を得るため、国際大会での影響力はやや小さくなります。
優勝クラブのその後の傾向


特にマンチェスター・シティは2018年から2021年にかけて4連覇を果たし、トーナメントの強さを証明しました。
これに対し、FAカップでは
- レスター・シティ
- ウィガン・アスレティック
などの中堅クラブが優勝することもあり、ジャイアントキリングの要素が強い大会となっています。
カラバオカップの戦術的な重要性
カラバオカップは、単なるトロフィー獲得の機会だけでなく、戦術的な側面でも非常に重要な大会です。
特にシーズン序盤に開催されるため、監督にとってはチームの仕上がりを確認する絶好の場となります。
また、プレミアリーグの過密日程の中でカップ戦をどのように位置付けるかは、各クラブの戦略によって大きく異なります。
ここでは、ビッグクラブと中堅・下位クラブの
- 戦術的アプローチ
- 若手選手の起用
- 新戦術のテスト
など、カラバオカップの戦術的な重要性について詳しく解説します。
ビッグクラブにとっての位置づけ


プレミアリーグのトップクラブにとって、カラバオカップは
- 「タイトル獲得の場」
- 「チーム戦術の試験場」
としても活用されます。
特にリーグ戦やチャンピオンズリーグと並行して戦う必要があるため、選手のローテーションや戦術の柔軟性が求められます。
ターンオーバーの活用





ビッグクラブは、カラバオカップを活用して主力選手を温存し、若手選手や控えメンバーに実戦経験を積ませることが多いよ。
たとえば、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、リーグ戦とは異なるメンバー構成で戦うことが多く、カップ戦を通じてチームの底上げを図っています。
- 若手選手の起用:トップチーム昇格を狙う若手に貴重な実戦経験を提供。
- 控え選手の実力チェック:シーズン中のローテーションを見据えて、ベンチメンバーのパフォーマンスを評価。
- 主力選手の負担軽減:リーグ戦や欧州カップ戦に向けて、疲労管理を行う。
新戦術の試験場としての活用


カラバオカップは、プレミアリーグやチャンピオンズリーグの試合と比べてプレッシャーが少ないため、監督が新しいフォーメーションや戦術を試す場としても活用されます。
- 3バックや5バックシステムの試験運用
- プレス戦術の調整
- 新加入選手の適応状況の確認



カップ戦で試験することで、シーズン終盤に向けて新たなオプションを持つことができ、戦術的な幅を広げることができるよ。
モチベーション維持とタイトルの重要性


トップクラブにとって、カラバオカップはシーズンのモチベーションを維持する重要なタイトルの一つです。
シーズン序盤にタイトルを獲得することで、チームの士気を高め、
- プレミアリーグ
- チャンピオンズリーグ
の戦いにも弾みをつけることができます。
たとえば、リバプールは2022年にカラバオカップを制覇したことで、その後のFAカップ優勝やチャンピオンズリーグ決勝進出につながる勢いを得ました。
中堅・下位クラブが狙う戦術


中堅クラブや下位クラブにとって、カラバオカップは
- 「ビッグクラブと戦う貴重な機会」
- 「タイトル獲得の現実的なチャンス」
とも言えます。
そのため、カップ戦特有の戦術を採用し、番狂わせ(ジャイアントキリング)を狙うことが多くなります。
守備を固めるカウンター戦術


下位クラブがビッグクラブと対戦する際、最もよく採用されるのが「堅守速攻」のカウンター戦術です。
プレミアリーグではポゼッション重視のクラブが多いため、カラバオカップではそれに対抗する形で、以下のような戦略が取られることが一般的です。
- 深いブロックを形成:守備ラインを低くし、相手にスペースを与えない。
- 縦に速い攻撃:カウンター時にロングボールを用いて一気にゴールを狙う。
- セットプレーの活用:CKやFKから得点を狙う。
実際に、2013年のスウォンジー・シティの優勝時には、組織的な守備と効率的なカウンター攻撃が成功の鍵となりました。
若手選手を前面に出す戦術


中堅クラブでは、カラバオカップを若手育成の場として活用することもあります。
たとえば、アストン・ヴィラやウェストハムは、過去のカラバオカップでアカデミー出身の選手を多数起用し、実戦経験を積ませました。
若手選手の起用と評価への影響


カラバオカップは、若手選手にとってプロの舞台での経験を積む貴重な機会となります。
トップクラブではリーグ戦で出場機会の少ない若手選手が先発起用されることが多く、ここでの活躍が今後のキャリアに大きな影響を与えます。
若手選手がブレイクする場


過去には、カラバオカップをきっかけにブレイクした選手が多数います。
たとえば:
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
カラバオカップでの活躍を通じてペップ・グアルディオラの信頼を得て、トップチームに定着。
ブカヨ・サカ(アーセナル)
カラバオカップでのパフォーマンスが評価され、その後リーグ戦やヨーロッパリーグでレギュラーに。
トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)
カップ戦でのプレーがきっかけとなり、プレミアリーグのスタメンに定着。



カラバオカップは若手にとって「飛躍の場」となり、次世代のスター選手を生み出す大会でもあるんだ。
カラバオカップと他リーグのカップ戦比較
イングランドのカラバオカップ(EFLカップ)と同様に、各国には国内カップ戦が存在します。
代表的なものとして、
- スペインのコパ・デル・レイ
- ドイツのDFBポカール
- フランスのクープ・ドゥ・フランス
- イタリアのコッパ・イタリア
などがあります。
それぞれの大会は
- フォーマットや賞金
- 優勝特典
- 歴史的背景
- 各国のサッカー文化
- リーグ戦との関係性
を反映しています。
ここでは、カラバオカップと各国の主要カップ戦の違いを詳しく比較していきます。
スペインのコパ・デル・レイとの違い


スペインの「コパ・デル・レイ(国王杯)」は、1903年に創設された歴史あるカップ戦であり、イングランドのFAカップに近いフォーマットを持っています。
» FAカップについてもう一度知る
カラバオカップとの違いは以下の点にあります。
フォーマットと出場クラブ


コパ・デル・レイ
スペインの1部~5部リーグに所属するクラブ(約125クラブ)が参加できるトーナメント。
カラバオカップ
イングランドのプロリーグ(プレミアリーグ+EFLの計92クラブ)のみが参加。
コパ・デル・レイは、アマチュアクラブも含めた全国的な大会であるため、下位クラブがジャイアントキリングを起こしやすいのが特徴です。
一方、カラバオカップはプロクラブのみが参加するため、実力差が大きすぎる試合は少なくなります。
試合形式


コパ・デル・レイ
準々決勝までは一発勝負。準決勝のみホーム&アウェイ方式。
カラバオカップ
全試合が一発勝負(準決勝のみホーム&アウェイ)。
どちらの大会も基本的にトーナメント形式で行われますが、コパ・デル・レイは以前まで決勝以外の全試合がホーム&アウェイ方式でした。



近年では一発勝負の試合が増えており、より番狂わせが起こりやすくなっているよ。
賞金と優勝特典


コパ・デル・レイ
優勝クラブには約100万ユーロ(約1.5億円)の賞金と、UEFAヨーロッパリーグ(UEL)の出場権。
カラバオカップ
優勝クラブには約10万ポンド(約1,500万円)の賞金と、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の出場権。



コパ・デル・レイは賞金も高く、UEL出場権が与えられるため、カラバオカップよりも欧州カップ戦への影響力が強いと言えます。
ドイツのDFBポカールとの違い


ドイツの「DFBポカール(ドイツ杯)」は、イングランドのFAカップに相当する大会で、カラバオカップとはいくつかの違いがあります。
フォーマットと出場クラブ


DFBポカール
ブンデスリーガ(1部・2部)および地域リーグ(3部・アマチュアクラブ含む)の計64クラブが参加。
カラバオカップ
イングランドのプレミアリーグとEFL(2~4部)の92クラブのみが参加。
DFBポカールはアマチュアクラブにも開かれた大会であり、低いカテゴリのクラブが上位クラブに挑戦できるのが特徴です。
一方、カラバオカップは完全にプロクラブ限定の大会であるため、競技レベルが高い試合が多くなります。
試合形式


DFBポカール
全試合が一発勝負(決勝はベルリンのオリンピアシュタディオンで開催)。
カラバオカップ
全試合が一発勝負(準決勝のみホーム&アウェイ方式)。



どちらの大会も一発勝負が基本ですが、カラバオカップの準決勝はホーム&アウェイ方式が採用されているよ。
賞金と優勝特典


DFBポカール
優勝クラブには約400万ユーロ(約6億円)の賞金と、UEFAヨーロッパリーグ(UEL)の出場権。
カラバオカップ
優勝クラブには約10万ポンド(約1,500万円)の賞金と、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の出場権。



DFBポカールは賞金額が非常に高く、欧州大会の出場権もUELが与えられるため、クラブにとっての経済的インパクトはカラバオカップより大きいと言えるね。
ビッグクラブと中堅クラブの戦い方の違い


DFBポカール
バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントなどのビッグクラブが優勝を狙うが、サプライズも多い。
カラバオカップ
近年マンチェスター・シティが連覇するなど、ビッグクラブの支配力が強い。
DFBポカールでは、中堅クラブが決勝まで進出するケースが多く、たとえば2021年にはRBライプツィヒが優勝しました。
一方、カラバオカップでは近年ビッグクラブの優勝が続いており、戦い方にも違いがあります。
カラバオカップは、イングランドのプロクラブにとって重要な大会ですが、他国のカップ戦と比較すると賞金額や欧州大会への影響力ではやや劣る部分があります
シーズン序盤の調整や若手育成の場として活用されており、特にプレミアリーグのビッグクラブにとっては価値のあるタイトルの一つとなっています。
カラバオカップの注目ポイント【最新情報】
カラバオカップは毎年、多くのサッカーファンにとって注目の大会です
特に、
- 優勝候補のチーム
- ジャイアントキリングが発生するか
- 過去の名試合・名シーン
など、見どころは豊富です。
今シーズンの優勝候補


毎シーズン、カラバオカップの優勝候補として挙げられるのは、プレミアリーグのトップクラブです
- マンチェスター・シティ
- リバプール
- チェルシー
- アーセナル
- マンチェスター・ユナイテッド
などのクラブは、カラバオカップでも好成績を収めています。
特にマンチェスター・シティは、ペップ・グアルディオラ監督のもとで4連覇を達成し、近年最も成功しているクラブの一つです。
彼らの戦術的な柔軟性や選手層の厚さは、カラバオカップのような大会でも大きなアドバンテージとなっています。
しかし、中堅クラブや下位クラブが番狂わせを起こし、決勝まで進むケースも少なくありません。
2022-23シーズンのカラバオカップでは、ニューカッスル・ユナイテッドが決勝に進出し、長年タイトルから遠ざかっていたクラブのファンにとって大きな意味を持つ試合となりました。
過去の番狂わせ(ジャイアントキリング)


カラバオカップは、番狂わせが起きる大会としても知られています。
特にビッグクラブがローテーションを行う初期ラウンドでは、下位リーグのクラブが勝利するケースも珍しくありません。
2012年には、リーグ2(4部相当)のブラッドフォード・シティが決勝に進出するという快挙を達成しました。
彼らは、準決勝でプレミアリーグのアストン・ヴィラを撃破し、多くのサッカーファンを驚かせました。
また、2011年の決勝では、バーミンガム・シティがアーセナルを破って優勝するというサプライズがありました。
アーセナルは当時、プレミアリーグのタイトル争いをしていたものの、カラバオカップ決勝では予想外の敗戦を喫しました。
直近の名試合・名シーン


カラバオカップでは、毎年ドラマチックな試合が生まれています。
直近の名試合の一例として、2022年の決勝「チェルシー対リバプール」の試合があります。
試合は120分間の激闘の末、PK戦までもつれ込み、最終的にリバプールが優勝を果たしました。
特にこの試合では、両チームのゴールキーパーがPK戦で圧倒的な存在感を見せ、最後はリバプールのGKクィービーン・ケレハーが決勝点を決めるという劇的な結末となりました。
このような試合は、カラバオカップが持つ特有の緊張感を象徴しています。
ファン目線でのカラバオカップの楽しみ方
カラバオカップは、リーグ戦や欧州カップ戦とは異なる独自の魅力があります。
ファンにとっての楽しみ方をいくつか紹介します。
若手選手の成長をチェック


カラバオカップでは、多くのビッグクラブが若手選手を起用します。
普段リーグ戦で出場機会の少ない選手たちが輝く場面を見ることができるのも、この大会の醍醐味です。
たとえば、
- リバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルド
- マンチェスター・シティのフィル・フォーデン
は、カラバオカップでの活躍をきっかけにトップチームのレギュラーに定着しました。
将来有望な選手をいち早くチェックする楽しみ方もあります。
ジャイアントキリングを期待


下位クラブがビッグクラブに挑む場面は、サッカーファンにとって最高の見どころの一つです。
特に、
- リーグ1(3部)
- リーグ2(4部)
のクラブがプレミアリーグの強豪と対戦する際は、普段は見られない組み合わせが実現し、意外な結果が生まれることもあります。
PK戦の緊張感を楽しむ


カラバオカップでは、ノックアウト方式のため延長戦やPK戦が頻繁に発生します。
PK戦は一瞬のミスが勝敗を左右するため、緊張感が高く、見ている側も興奮する瞬間です。



近年の大会でもリバプールとチェルシーが激闘の末にPK戦で優勝を決した試合があったよ。
カラバオカップの未来と今後の展望
カラバオカップは、近年その重要性が議論されることもあります。
特に、プレミアリーグのクラブにとっては過密日程の中での試合となるため、大会の存続やフォーマットの変更が検討されることがあります。
カラバオカップ廃止の可能性


近年、一部のサッカー関係者の間では「カラバオカップを廃止すべきではないか」という議論がなされています。
その理由として、以下のような点が挙げられます。
- ビッグクラブにとっては過密日程の一因となる
- FAカップやプレミアリーグとの兼ね合いで重要性が薄れている
- 欧州カップ戦を戦うクラブにとっては負担が大きい
しかし、カラバオカップはイングランド国内の伝統的な大会であり、特に中堅・下位クラブにとっては重要な収入源となっています。
そのため、廃止の可能性は低いと考えられます。
将来的な大会フォーマットの変更


今後、カラバオカップのフォーマットが変更される可能性もあります。
また、放映権の価値が上昇すれば、大会の賞金額が増加する可能性もあり、今後も注目が必要です。
まとめ|カラバオカップ優勝するとどうなる?賞金・特典・影響を徹底解説
カラバオカップは、イングランド国内で重要な大会の一つであり、様々なクラブにとって意味のあるタイトルです。
今後もこの大会がどのように進化していくのか、引き続き注目していきましょう。
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